夏の過ち(実話)

貴方がはじめてこの部屋を訪れたとき、
空はまだ重たい雲でふさがれていた。

2人の秘めごとは、熱に浮かされた季節が見せた泡沫の思い出。

浅黒い肌に呼吸を乱す日々は終わった。

もう彼に会うことはない、

私はそう思っていた。

なのに…

貴方はまたあらわれた。

小さな個室で無防備に肌を晒しているとき、あなたは突如入ってきて、混乱する私の気持ちなんて無視して、遠慮なく距離を詰めた。

「どうして…」

呆然としてしまう。一糸まとわぬ貴方の黒い肌に釘付けになる。

触れられそうになったギリギリのところで我に返り、ようやく口にする強い「拒否」の言葉。

さすがの貴方もわずかな動揺を見せ、その隙に私は横をすり抜け、個室を出る。

下着を直して、
彼が追いかけてこないことを確認して、台所へ向かった。

「もう来ないでって、言ったよね…」

胸の鼓動がおさまらない。

「言ったのに…どうして来たのよ…」

ぐちゃぐちゃな気持ちの中で、それでも次の行動に迷いはなかった。

また会うことがあったなら…もう決めていたこと。
大きく息を吐いて、備えていた凶器をつかむ。

私は小さな個室に戻り、右手に握った凶器を彼に掲げた。

「あなたのせいよ…絶対にもう来ないでって言ったのに…また来たから…」

ごめんなさい。

ごめんなさい。

本当はわかっているの。貴方は悪くない。
あなたのその奔放なふるまいに、不安になってしまうのは私の弱さ。

迫られたら、平常心でいられなくなる愚かな私。悪いのは、私。

「ごめんなさいっ…さようなら!!」

私は凶器のトップに指をかけて、一気に押し込んだ。

音がうなる。たまらず貴方は暴れだす。

苦しそうなあなたを見て、それでも私は手を休めない。

あなたが物言わぬカタマリとなるまで、この指は離さない。
絶対に離さない。あの日別れた時に決めていた。

やがて、

貴方は静かになった。

泡にまみれた亡骸を見つめて私は言う。

「さようなら…永遠に」

そして、ようやく奥のレバーに手をかけた。

ということで、いろいろあった2016年夏でした

8月下旬には吉祥寺ナイトで、ツイッターで交流があった方とようやく初対面を迎えられたり、尊敬しているS井さんに、日ごろ拝読させていただいているお礼を言うことができました。
(主催のメントスさん&りずこぴさん、素敵な場を作ってくださりありがとうございました!)

10月8日にはa8フェスに行き、日ごろチャットワークで仲良くしてもらっている大好きな方々と会うことができて感無量でした。
その人たちと行ったデザフーで、前から一度ご挨拶したいと思っていたデザフー社長さんにも会えて、感動。別室に大御所エイターさんが沢山いらしてハアハア(緊張のあまりまともにご挨拶もできず、その節は失礼しました)

個人的にファンでめちゃくちゃお会いしたかったDQ5の某お嫁さんとお話させてもらえて、泣きそうになりました。ご本人さん、想像していた以上に素敵なオーラをお持ちで、同性ながら惚れてしまいました。

…え?冒頭の文章何って?

すいません、ちょっと衝撃的過ぎる出来事だったのでどこかに吐き出したかったのですが、吐き出す場所がなく、こんなところに書いちゃいました。
最中に迫ってこられると、本当にホラーです!!
そのまま書いたら下品すぎるので、ちょっとロマンチックな作風にして下品度を和らげました。やわらげられてるかな、どうかな。

ちなみに、ヤツ、トイレットペーパーの裏に卵産みつけてました。Gマジ怖い!!皆さんも冬が来るまでが夏ですから、引き続きGにはお気を付けくださいませ。

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